ビタミンCが実際に肌にまで届くのは何%?
ビタミンCといえば、美容に欠かせない栄養素ですね。
メラニン色素などを薄くする働きが、特に知られています。
つまり、美白には欠かせない栄養素といえるでしょう。
ところで、フルーツなどでビタミンCをたくさん摂りましょう、って言われますが、実際に肌細胞にまで回ってくる割合って、どのくらいかご存知でしょうか?
なんと! 約1%程度です。
ショックですよね?
ビタミンCって、体中に必要な栄養素ですから、フルーツやサプリメントで摂っても、ほとんどが体の機能維持のために使われます。
生命維持に重要な消化吸収や、たんぱく質の合成などが優先されます。
肌細胞なんか、最後の最後に余った分が回ってくる、という感じでしょうか。
加えて、喫煙とかで更にビタミンCが消費されちゃえば、もう肌細胞に回ってくるはずもなく、ひたすら肌荒れが持続していくだけ。
ちなみに、タバコを1本吸うと、ビタミンCが25mg程度消費されます。
25mgといえば、レモン1個分。
タバコの煙には、タールだけでなく数千種類もの有害物質が含まれているので、これらを無害化しようとビタミンCが使われるからなんです。
タバコは肌に悪い、というのは、こういう理由から。
ぜひ禁煙を!(笑)。
それにしても、ビタミンCというのは体内に蓄積されにくく、でも体には絶対に必要な栄養素でもあり、しかも余れば尿として放出されてしまうというやっかいな性質を持っています。
したがって、毎日、1日に必要最低限の量を補充し続ける必要があるんです。
美肌を意識し、アンチエイジングを目指すのであれば、せひとも毎日の食事でビタミンCを意識して摂取することが大切ですよ。
ちなみに、摂り過ぎても余ったら尿として排出されるので、摂り過ぎて副作用が出ることはありませんのでご安心を。